2012年10月3日

実施されなかった耐震検査 ― 客観的理由が見当たらない現県立美術館(平野政吉美術館)の移転

 県が財団法人平野政吉美術館(当時)に移転要請をした時、美術館側が耐震検査を実施して、改修の必要性を示すよう求めたのに対し、県側は「県は今日的社会的要請に応えた新しい美術館を建てることを構想しているのであり耐震診断結果の必要性や費用によって構想が変わるものではない」(平成20年3月28日、週刊アキタ)と回答し、結局、耐震検査に応じなかったとのことである。今日的社会的要請とは何であるのか。誰の要請だったのか。少なくても県民の要請ではない。当時、地元紙の読者欄に寄せられた意見では8割以上が、移転に反対するものであった。耐震検査は一切せず、何が何でも移転新築しなければならない理由はどこにあったのか。
 また、県はウェブページで、新県立美術館について、「芸術に親しみ交流できる場の提供」と謳っているが、「芸術に親しみ交流できる場」として、現在の県立美術館(平野政吉美術館)を使用することは十分に可能なことだ。もし、出来ないと言うのならその理由は何なのか聞きたいものだ。
 新しい美術館を建設しなければならなかった客観的理由は、結局見当たらない。



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