2012年9月16日

三角形と螺旋階段 ― 写真から見た新県立美術館

 当ブログ著者は、新秋田県立美術館に行く用がないため、訪れていないが、多くの写真を見ると、新県立美術館の特徴は、水庭と螺旋階段、三角形にあるようだ。2階にあるロビーから千秋公園方面を望む屋上に、細長い水槽が造られ、水庭として眺めるようになっていると言う。今までにない眺めだと好意的に見られているようだが、冬場の4ヵ月間はどうなのか。窓から見えるのは「氷の世界」である。また、設計者、安藤氏は現県立美術館の三角形屋根に呼応するように、新美術館は三角形をモチーフとしたと語っているが、現県立美術館の屋根は、三角形を意識して造られた訳ではない。日本宮殿式の流れような双曲線のデザインになっている。現県立美術館は、正倉院を模した高床式の造り、屋根に付けられた丸窓からの採光形式が特徴だ。新県立美術館は、玄関ホールの形、1階と2階を結ぶ螺旋階段の形、上方から見た建物の形が三角形であるなど、設計者のこだわりがあるようだ。螺旋階段は独創性がある一方、「上り下りがきつい」との意見もある。高齢化率、全国一の秋田では、さらに高齢者が増えることが予想され、高齢者への配慮も必要ではなかったのか。
 この美術館と「秋田の行事」を始めとした藤田嗣治作品との関連性は全く見当たらず、藤田嗣治作品の展示に合っているとは、到底、言い難い。



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新県立美術館の展示、利用は新しい街に相応しいものにすべきである。



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