2012年9月11日

商業主義と県立美術館の移転新築

 現県立美術館(平野政吉美術館)の移転について、初めて県議会で論議されたのは、平成20年2月であったが、その時、ある秋田市民が「美術館は静かな環境の中に置くべきで喧騒の街の中に移すのは反対。県の移転提案にはビジョンがなく理由も不透明の上に美に対する理解もない本末転倒の計画だ」(平成20年3月28日、週刊アキタ)として移転反対の請願書を提出したのに対し、再開発地区近隣の商店街やホテル社長らが,移転して欲しいという陳情をしている。当初から、商業者の利益のために、藤田嗣治画伯の「秋田の行事」が必要だという論理が語られていた。客寄せパンダとして、藤田画伯の絵が必要だと言う論理である。藤田画伯に失礼ではないのか。
 また、今年7月21日に「なかいち」がオープンした際、竣工を祝う新聞広告に、工事を請け負った某ゼネコンのほか、実に84社の地元企業の広告が掲載されていた。結局、県立美術館の新築を含む秋田市中通の再開発事業は、こうした建設関連の人達や商業者が潤うことが主眼のものだったのではないかと改めて思った。



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